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トランスジェンダーにお勧めな熊野本宮大社近くのレストラン!!

和歌山県熊野三山巡りの名所の一つ本宮大社は、日本一長い路線バスの中間地点でもある本宮という場所にある。

小さくコンパクトなバスターミナルから道を挟んだ向かい側に存在感のある鳥居があり、なんとも神々しい雰囲気を醸し出す本宮の街には、コロナ前であればたくさんお訪日外国人が訪れて賑わった観光地の一つと言っても過言ではない。

そんな本宮を訪れる参拝客からの需要もあって、本宮にはゲストハウスも多く存在する。

にも関わらず、この本宮の街には、朝と昼はともかく、夜に食事ができるところがなかったそうだ。

そこに来て、夕食難民となってしまった本宮への来訪者の受け入れ先となったのが、本宮大社から南に5分ほど歩いた“くまのこ食堂“さんだそうだ。

くまのこ食堂

もともと、ジビエ料理が食べられるということで、興味を惹かれて立ち寄ったくらいなもので、まさかそんな経緯が本宮という街にあって、この食堂ができただなんて知りもしなかった。

もともと、この食堂のオーナーの森岡さんは、この本宮の出身というわけではなく、学生時代にこの地にいたことがきっかけで、本宮に移り住み商いを始められたのだそうだ。

そして、今は自分自身のしたいことや夢をつかみたいという若者に就労と住居の場を提供しながら、人材育成のような形を組み入れながらお店を運営されていると話してくださった。

実際、レストラン運営であったり、地域への移住であったり、担い手がなく朽ちていく産業へのチャレンジであったり、情報は増え多くなり、どこに何があってなど知ることはできるようになったが、情報が多いことと、行動ができるということは、なかなか直接的に結びはつかない。

情報があって、きっかけや場所があって、人はようやく動けるのではないかと思う。

私も過去に、鹿児島に移住したことがあるが、夫が鹿児島にルーツを持っているというきっかけと場所があったから、興味のあった農家という仕事に踏み出せたわけで、そういったものがなければ、いくら農家に興味があれ、人は動けはしないものだと考える。

そう考えると、今回ここのオーナーさんの行っている就労と住居の場を提供して、働きながら自分自身のしたいこと、なっていきたい姿を探っていくという試みは、きっかけにも場にもなり、素晴らしく有効なものなのではないだろうか。

今回の訪問の理由

そして、もう一つ。

今回、この地を訪れた理由がある。

それは、特に性別移行段階にあるトランスジェンダーが、旅行をするにあたって、どうしても行動が制限されてしまうものがある。

それは、お手洗いとお風呂だ。

度々、問題や議論と言えるか私からしたら疑問ではあるが、議論にあげられるキーワードである。

この日本一長い路線バス沿線に点在する世界遺産をいくつも有する奈良と和歌山の山間の見所がトランスジェンダーにとって、旅して回りやすい場所なのかどうか。

自分の足で見て回って検証してみたいと思ったのだ。

自分自身の趣味でもありライフワークでもある旅を、たまには誰かの役に立たせたいと思ったのである。

結論から申し上げて、十津川も本宮も本宮周辺にある温泉地も、私が実際行ってみて思ったのは、トランスジェンダーでも最低限の制限で、存分に旅を楽しめる地であったと印象を受けた。

今回は、3回にわけて十津川と本宮、また本宮周辺の見所から、トランスジェンダーにおすすめの自然と温泉とパワースポットに触れるおすすめの旅をご案内させていただきたいと思う。

くまのこ食堂さんを訪問してみた!

本宮大社からも徒歩圏内にあるジビエ料理を楽しめる食堂。奈良から和歌山までを走る国道沿いにあるこの食堂はぱっと見てわかるこのような外観で、来訪者を迎え入れてくれる。
オープンテラスな座席もあり、天気の良い日なんかは外で日光浴がてらウトウトするのも悪くないかもしれない。
古民家を改修して作られた内装は、なんとも和テイストで実家や祖父祖母のいう田舎に帰ってきたかのような安心感を与えてくれる。
安心できる空間に、鹿の剥製がドーン!!こういった遊び心って素敵ですよね。
店内は、畳にテーブルというなんとも洒落た空間。
鹿肉のローストビーフやメンチカツなどがお手頃な値段で楽しめる。ジビエ料理に舌鼓を打ちながら、長旅の疲れを吹き飛ばそう。
特別に出してくださった田舎豆腐のサラダ。
絶妙な硬さの豆腐はなんだか新鮮で、ハマっちゃいました。
山間部には、山間部ならではの食材も多くて、結構新しい発見とかがあったりして楽しいですよ。

なぜ、移行中のトランスジェンダーにオススメなのか!

さて、今回一番肝心なのがこちら!なぜ、くまのこ食堂がおすすめなのかというと、ジビエ料理が食べられてオーナーさんの熱い想いがあるというのもさることながら、トランスジェンダーがトイレを利用する際に、男女別々のトイレになっていると、トイレの瞬間にせっかく楽しい旅の間でも現実に引き戻されてしまう。そんな辛く悲しい思いは、くまのこ食堂では一切不要。
なんと、トイレは男女兼用のスタイル。別に男側に入らなきゃとか、今ちらっと見られたんじゃとか、「そっちじゃないですよ!」なんて、声をかけられたりする必要なんて全くありません。

今回の取材の経緯

私自身、すでに手術も終え、戸籍も変えているので、特にトイレやお風呂で今現在困ることはないのですが、やはり移行中というのは、自分自身を否定することにも繋がるし、人の目が気にもなったし、やっぱり旅に限らずトイレやお風呂って苦痛な時間でした。

移行中、自分の趣味が見つけられず仕事ばかりで、旅行自体数年に一度行くか行かないかくらいでしたが、せっかく温泉に行っても当たり前のように温泉につかりに行けないという経験は今もはっきりと覚えています。

若い頃の温泉の思い出なんて、お店の仲間と変わりばんこで、部屋の貸し切り露天風呂に浸かってという思い出しかありません。

当時はそれが当たり前だったので、特に気にも留めなかったのですが、旅をするようになって、欲が出たというか、

“トランスだから、仕方がない“

じゃなくて、

“トランスでも楽しめる旅ってなんだろう“

という方向に考えることはいけないことなのだろうかを考えるようになった。

今の自分がもし当時の移行中の自分なら、この温泉地や観光地を訪れたら、どう行動するかを考えるようになりました。

男女共用であったり、だれでもトイレを見るたびに、トイレはここだから休憩はここでしてとか、貸切風呂はここが安いなとか、そう言う目で旅先を見るようになりました。

自分の好き勝手で性別移行をするわけでは決してなく、我慢は当然。自己責任で全て済ましてしまっていいのだろうか。

もちろん、自分の思いだけで法を犯したり周りに嫌な思いをさせてはいけない。

だけど、可能な範囲で最高に楽しい一時を過ごせるように工夫を凝らしたり考えを巡らせるのは悪いことではないし、積極的にすべきだと思う。

そのきっかけとなれたら私は嬉しい。

そう考えて、今回取材を決意した。

さいごに

また、今回この記事の作成にあたって、お話を聞かせてくださった森岡さんには大変感謝しております。

記事作成にあたり、取材の趣旨をお伝えする際に、自分自身がトランスジェンダーであることなどお伝えした際にも、特に踏み込むことなく当たり前に人としてお話くださった事、さまざまな情報を提供してくださったこと。

とても嬉しくありがたかったと感謝しております。

本当にありがとうございました。

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くまのこ食堂

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