地声が秘める可能性に前向きに向き合ってみる

一時期私は、男として仕上がってしまった声を、女声に変えていく過程で、裏声をいかに地声っぽく出せるようにするかというところにこだわりすぎて、地声が秘める可能性に蓋をしてみないように見ないようにしていた時期がありました。
ファルセットやヘッドボイスは何不自由なく出せるのに、嫌で嫌で仕方のない自分の地声が消えなくて苦しんだのですみました。。
しかし、自分が本当に求めていた答えが、自分が蓋をしていたそこにあったということを、ここ最近まで気づくことができませんでした。
今回は、蓋をしてみないように見ないようにしていた地声が秘める可能性について、書きたいと思います。

男女の声の違いは、高さだけ?
これから、女声を獲得していく方や今ボイストレーニングなどを受けながら女声獲得を目指されている方が、自分の声を女声に近づける為に、何を変えていかなければならないのでしょうか?
そもそも、男女の声の違いとは一体どんなものがあるのでしょうか。
パッと思い浮かぶものと言えば、“声の高さ”でしょうか?
低い声で喋るのが男性で、高い声で喋るのが女性ということでしょうか?
では、高い声で喋りさえすればすべてが解決するでしょうか?
よくよく、周りの人の喋り声に耳を傾けてみてください。
喋り声自体、極端な例を除き、声の高さ自体は、そんなに差はありません。
男女の声の高さは、だいたいオクターブの半分ぐらいの差だといわれています。
高く高くしゃべろうと頑張っても、男女ともに実際に喋るときの声の高さというのは、そんなに高くないものです。
だから、高ければ高いほうがいいというのではなく、それ以外の声の違いに目を向ける必要があると、私は考えます。

声の高い男性も、声の低い女性もいるのに、なぜ異性と間違われないのか?
声の高い男性もいれば、声の低い女性もいます。
しかし、声の高い男性だからと言って、女性に間違われることは稀で、聞いた人からしても“声の高い男性”と認識されます。
その逆もしかりで、声の低い女性だからと言って、男性に間違われることは稀で、聞いた人からしても“声の低い女性”と認識されます。
では、この男女には、声の高さではないところに、どんな差があるのでしょうか。

私自身、この差について学習していた際に、この差について演奏会に例えて解説されている方がいました。
重低音を奏でる楽器と、高くもなく低くもない中間の音を奏でる楽器と、高音を奏でる楽器があったとして、男性の声というのはこれらすべての楽器が集結して奏でられた演奏会になります。また、女性の声は高くもなく低くもない中間の音を奏でる楽器と、高音を奏でる楽器から構成されたペアが奏でる演奏会になります。
だから、この二つの演奏会において、同じ音色を奏でたとしても、男性の方が低く響いた音色になってしまいますし、女性の方が高く軽めの音色になります。

この違いというのが、声の高い男性と声の低い女性のそれぞれが、異性と間違われない原因だそうです。

これに関しては、物理的に低く響いた男性的な音色を消してしまう手術もあります。しかし、必ずしも思い通りの結果が得られるものでもなく、費用も高いですし、全身麻酔の為、身体へのダメージも大きいものになります。確かに手っ取り早いですが。
だけど、手術を受けなくても、低く響いた男性的な音色を薄めて、上手に女声を獲得されてる方もたくさんいらっしゃるので、まずはトレーニングなりでチャレンジされてみられるのがいいかもしれません。

【関連記事】

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タイで受けた喉の声帯の手術について。 – Riz☆FARM

吐く息の量に、男女で差がある。
仮に男性らしい低く重たい部分が、なくなり女性らしい女性の方が高く軽めの音色の声になったとしても、これまで通りの喋り方だと、どうしても男性的に聞こえる声になってしまうのではないでしょうか。
男女の声の違いはいくつかありますが、大切なのは吐く息の量です。
男性は、喋る際に息を多く吐くといわれています。
声は、肺から流れてきた空気が、声帯を通り音になり、声道を通る過程で“あ”や“い”や“う”などの声が作られるのですが、肺からの空気が多ければ、しっかりとした分厚い音になり声が作られますが、女性の場合だと、肺からの空気が男性に比べて少なく、薄く優しい音になり声が作られます。
ですので、男性らしい低く重たい部分を軽く薄めていくだけではなくて、肺からの空気の量を減らしてあげる工夫も必要になります。

喋り方を学ぶには、真似るが一番!
このほかにも、イントネーションであるとか抑揚の強弱であるとか、男女の声や喋り方の違いはあります。
これらは、声というよりも喋り方になりますので、出し方や喋り方を変えるトレーニングをするというよりかは、身近な人でも、有名な人でも、誰でも構いません。自分の喋り方の特徴に近い人や、こんな喋り方になりたいという人を探して、積極的に真似てみるのが、一番の近道でないかと私は考えます。
ぜひ、これから女声を獲得するんだという方は、チャレンジしてみてください。

普段の喋り声は、そんなに高くない。
高い声を極めれば、高い声は上手に出せるようにもなりますし、それはそれでグングン能力も上がっていきます。その部分を用いて、その部分だけで喋ることももちろんできます。でも、中低音の部分というのは、いつまでも変わらず、今のままになってしまいます。確かに、声を作るということには、筋肉が大きく関係しているので、使わなければどんどん能力は低下していきます。しばらく高音を出さなければ、久しぶりに高音を出した時に、出しにくいという事があるように、中低音でも同じことが言えるでしょう。声というのは、常に鍛えてあげないとどんどん使えなくなってしまいます。

では、実際喋り声というのは、どのあたりの声を使っているのでしょうか。
ずっと、高音域でヘッドボイスとファルセットだけを駆使して喋っている方もいなくはないでしょうけど、比較的いわゆる地声で楽に出る範囲をベースに喋られている方がほとんどではないでしょうか。

地声で楽に出る範囲をベースに、ミドルボイス、ヘッドボイス、ファルセットを織り交ぜながらしゃべられる方が多いのではないでしょうか。

地声が秘める可能性
そう考えた時に、普段喋る際の声として、地声で楽に出る範囲を用いて喋るのが、何より自然だし、鍛え上げた高音域の声を織り交ぜてあげることで、さらに精度の高い声になるのではないだろうかと考えます。
そのために、地声=男声と考えるよりも、男性的な特徴を省いた地声やミドルボイスを作ってあげて、そこにヘッドボイスとファルセットをくっつけて、グラデーションかけて一本の声のラインを作ってあげることで、より自然で精度の高い喋り声が作られるのだと思います。
確かに、地声=男声と切り捨てたほうが、変化は大きいし実感も湧いてきます。だから、これも、一つの選択肢だと思います。
たしかに、変化が分かるまでに時間がかかるかもしれませんが、地声を活かすことで、これまでの自分の声と変わったと感じられる実感というものも味わえるし、今まで自分の知らなかった声に出会えるたくさんの可能性を秘めてると、私は考えます。

自分の声に苦しむ当事者にとって、声を変えるというのは必須事項であり、人生をかけたノルマみたいなものです。初めのうちは仕方ないのかもしれません。だけど、ある程度自分の声が形になってきたら、ぜひ自分の声を探求してみてください。
「あ!私こんな声も出せるんだ!」とか、知らない自分に出会うことも、ボイストレーニング上達の大きなきっかけになります。

さいごに

自分の声をあきらめないでください。
自分はもともと男だから、女声なんて。。。と、考えてしまうと、できるものもできなくなってしまいます。できる事より、できない事探しをしてしまうので。
それよりも、あんな声を出したいとか、あの人みたいになりたいな。というところから、どうすればできるようになるのかを、研究したほうがワクワクしますよね。
ワクワクすることは、モチベーション維持には欠かせない大切なスパイスです。
これは、声に限ったことではありませんが、私も自分の声の可能性を探求する中で、ボイストレーナーさんや、参考にさせていただいた動画をあげておられた両声類の方も、口をそろえておっしゃられていたことです。

ですから、ボイストレーニングをする中で、自分を追いつめたり、ノルマを課すばかりではなく、自分の声を探求しましょう。そして、ワクワクしましょう。


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投稿者: ritan279

Lisa Kawakami 旅を愛する元ニューハーフ。 関西を拠点に、夫婦で移動販売業を営みつつ、トランスジェンダー当事者の方向けにボイストレーニングやピアサポート的な活動をしています。 □過去の経歴 高卒後ニューハーフダンサーデビュー▶︎氏名性別変更▶︎女性として埋没生活▶︎語学留学▶︎タイで就職▶︎福祉関係に入職▶︎結婚▶︎鬱で休職▶︎飲食店を営む▶︎精神保健福祉士取得▶︎ボイストレーニング教室を始める▶︎移動販売業に転向▶︎今に至る □ピアサポート的な活動とは mtf向けボイスレッスン 情報発信 交流会etc □移動販売業とは 〜準備中〜

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